PEラインは、ルアー釣りでは定番で、他にはカゴ釣りやぶっ込み釣り、船釣りなどで広く使われているラインです。
飛距離や感度に優れている一方で、ナイロンラインやフロロカーボンラインとは性質が大きく異なるため、特徴を理解して使わなければいけません。
ここではPEラインの特徴と使い方について詳しく紹介します。
PEラインは細い繊維を束ねて作られている

PEラインは、超高強度のポリエチレン繊維を何本も束ねて編み込んで作られています。
ナイロンラインやフロロカーボンラインのような1本のラインではなく、細い糸を複数本組み合わせているのが大きな特徴です。
そのため、同じ強さで比較するとナイロンラインやフロロカーボンラインよりも細くすることができます。
ラインが細くなることで、
- 仕掛けを遠くまで飛ばしやすい
- リールにたくさんのラインを巻く事ができる
- 水の抵抗を減らす事ができる
といったメリットがあります。
遠投が必要なカゴ釣りやショアジギングでPEラインがよく使われるのは、この細さと強さを両立しているためです。
ちなみに、PEラインはパッケージや商品に「4」「8」「12」という数字が使われていますが、これは細いラインがそれぞれの数字の本数分編み込まれて作られているという意味になります。
例えば、「4」という数字が書かれていたら、細いラインが4本編まれて一本のラインになっています。
PEラインはほとんど伸びない
PEライン最大の特徴の一つが「伸びないこと」です。
ナイロンラインは魚が引くとある程度伸びて衝撃を吸収しますが、PEラインはほとんど伸びません。
そのため、
- 魚の小さなアタリが伝わりやすい
- 海底の変化が分かりやすい
- ルアーの動きを把握しやすい
という高い感度を持っています。
特に根魚釣りやエギングでは、「コツッ」という小さなアタリまで手元に伝わるため、大きな武器になります。
ただし、ラインが張っていないとアタリは伝わらない
PEラインは感度が高いと言われていますが、実は常にアタリが伝わるわけではありません。
PEラインは伸びないため、ラインがピンと張った状態では非常に感度が高くなります。
しかし、ラインがたるんでいる状態ではアタリはほとんど伝わりません。
ナイロンラインやフロロカーボンラインはたるんでいる状態でも少し引っ張ればラインが全体的に動きますが、PEラインの場合は柔らかい刺繍糸のようなもので、動かした場所しかラインも動きません。
例えば、
- 仕掛けを投入した直後
- 風で糸フケが出ているとき
- ルアーを放置しているとき
などは、魚がエサをくわえても手元までアタリが伝わらないことがあります。
PEラインを使うときは、適度にラインを張りながら釣ることが重要です。
ルアー釣りでは常にリールを巻いている状態になる事が多いのでPEラインを使っていても竿先や手元まで反応が伝わりますが、ぶっ込み釣りなどで竿を置いておくときはラインが張った状態かを確認することで魚の釣果を上げられることに繋がります。
PEラインは結び方にコツが必要
PEラインは細く、滑りやすいので、普通の結び方では抜けたり強度が落ちたりすることがあります。
そのため、結び方もPEライン専用のものがあります。
また、PEラインは細いラインが編み込まれているので、細い一本一本の強度は弱いです。
特に岩などに擦れるダメージに弱く、切れやすいラインになります。
そのため、多くの場合は先端にフロロカーボンラインやナイロンラインを「リーダー」として結び、海底や足元の岸に近くなる部分は擦れても切れにくいラインを使います。
PEラインとリーダーは編み込むように結ぶ
PEラインとリーダーを結ぶときは、一般的な結び方ではなく、PEラインをリーダーへ編み込むように結束します。
代表的な結束方法には、
- FGノット
- SCノット
- PRノット
などがあります。
中でもFGノットは強度が高く、ガイド抜けも良いため、多くの釣り人に愛用されています。
最初は難しく感じますが、一度覚えてしまえば様々な釣りで活躍します。
PEラインを使うなら、まずFGノットを覚えるのがおすすめです。
PEラインを使う際のポイント
PEラインの性能を十分に活かすためには、次のポイントを意識しましょう。
- ラインテンションを保つ
- 糸フケをできるだけ少なくする
- リーダーを接続する
- 定期的に傷や毛羽立ちを確認する
- ドラグを適切に調整する
特にラインテンションの管理は重要です。
PEラインは伸びないため感度は抜群ですが、糸がたるんでいるとそのメリットを活かせません。
まとめ
PEラインは細い繊維を束ねて作られており、非常に細くて強いラインです。また、ほとんど伸びないため感度が高く、小さなアタリも捉えやすいという特徴があります。
その一方で、ラインがたるんでいるとアタリが伝わりにくく、リーダーとの接続にはFGノットなどの編み込み系の結束が必要になります。
PEラインの特徴を理解し、ラインテンションを意識して使うことで、飛距離・感度ともに大きなメリットを得ることができます。初心者の方も最初は少し難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになると釣りの幅が大きく広がるでしょう。