今回の記事は2023年2月20日に和歌山の南紀で釣りをした時のレポートです。
思い切って車で4時間ちょっと運転してはるばる訪れた和歌山南紀。とても遠いけど水も綺麗で、真冬なのに水温が高いので冬の釣りにはおすすめです。
フカセ釣りは基本何でも釣れる釣り方なので、釣り方についても少し紹介しようかなと思います。
狙いの魚・シチュエーション

今回は比較的いきやすい南紀の地磯に行きました。
早朝に出発して釣り場に到着したのは9時くらい。
風速5Mと少し風が強い日でしたがなんとか釣りになりました。
足元から水深が深くなっていて、小魚の魚影も濃い場所でした。
今回は冬の磯ということで、フカセ釣りでグレを狙ってみました。
釣り方・タックル

フカセ釣りという釣り方はライトなタックルで軽い仕掛けを使います。
磯竿も0号〜2号という太さがメインで、とてもしなりやすく柔らかい竿です。
円錐ウキはウキ自体に重さも浮力もあるので、小さなオモリ(ガン玉)だけでも仕掛けを遠くに飛ばすことができます。
地磯によくあるのが、手前に小さなグレが多くいて、岸から竿1〜2本離れた遠くに大きいグレがいることがあるので、そういったところにコマセを撒いて大きいものを狙います。
今回使用したタックルは
ダイワのリバティクラブ磯風 2号ー45(アマゾンで¥8,000ちょい)
シマノのFX C3000にナイロンライン2.5号
一般的なグレ釣りだともう少し細い磯を使いますが、切れやすいので、かかった魚は釣り上げたい思いと、サンノジ(ニザダイ)という魚がよく釣れるので、少し太めの糸を使っています。
コマセは白の濁りを基調としたバラけやすいものを作りました。
- 波止スペシャル純白チヌ(ルナヒサノ) 400g
- 乾燥おから(フィッシングマックス) 100g
- アミエビ 20切(約750g)
- オキアミ 冷凍庫に残っていたものを刺しエサと撒き餌に混ぜた
刺しエサはオキアミに塩とアミノ酸をふって、少し水分を抜いて固めく加工しています。
釣果
肝心なグレの写真を撮り忘れたのですが、20cmくらいの小さなグレが5匹ほど
タカノハダイ 1匹 31cm
塩焼きにしましたが、白身が美味しい。
磯によくいる魚ですが、磯臭さとかはなかったです。

ボラ 1匹 60cmくらい
冬ボラの季節が少し過ぎ去った時期ですが、美味しいかなと思って食べてみました。
産後なのかお腹が凹んでいて、変わった体型をしていました。
味は悪くはないけど次釣ったら持って帰らないかなという味。
唐揚げは美味しいです!

グレは煮付けにしていただきました。
コマセを撒いているとボラの群れが寄って来て、それからはグレが釣れにくくなりました。
それまではエサを撒くとグレがたくさん寄って来たので、数はたくさん釣れます。
あとは大きいのが釣れる棚を探すだけ。
刺しエサがなくなることも多かったのでエサ取りサイズのグレもたくさん混じってそうです。
フカセ釣りを簡単に紹介
フカセ釣りとは、エサ(オキアミやアミエビ)と集魚材を混ぜた撒きエサ(コマセといいます)をシャク(長いスプーンみたいなもの)で海に投げて魚を集めて、そこにエサをつけた鉤がある仕掛けを投げます。
撒きエサで海の中には小魚が集まり、大きな魚もどんどん寄ってきます。
撒いているエサと鉤につけているエサが同じなので、魚は区別がつかず、鉤にかかるという釣りになります。
撒きエサをたくさん使うので、お金がかかるという面もありますが、魚が釣れやすい釣りにはなります。
一般的なコマセ作りだと、アミエビかオキアミを1ブロック(600円前後)とコマセ1袋(600円前後)を混ぜて投げやすい硬さになるまで海水を足していきます。
このくらいの量で3時間ほどは楽しむことができます。
もう少し量を増やしたいなら安いパン粉や精米所でもらえる米ヌカを混ぜたものでも魚は寄ってきます。
フカセ釣りをする人の中にはアミエビと米ヌカだけで集魚材を作り人もいるくらいです。
まずは、仕掛けとコマセを作って、魚を集めるポイントを作って釣りをしてみてください。
その釣り場にいる魚が少しずつエサに気づいて集まってきます。
釣り場にいる魚によって集まってくる魚も変わるので、グレ・アジ・イワシ・サバ・ワカシ(ブリの子供)・イサキなどいろんな魚が釣れる可能性があります。