クロダイ(黒鯛)は、日本の沿岸に広く生息し、いろんな場所で狙うことができる魚で、釣り方も多種存在します。
そのクロダイを専門的に狙う釣り方のひとつが今回紹介する「紀州釣り」になります。
他には「落とし込み釣り」や「フカセ釣り」、「カゴ釣り」や「投げ釣り」といった釣法がありますが、特に紀州釣りはエサ取りが多い時期でもクロダイが狙えやすい釣り方として重宝されます。
この記事では紀州釣りの基本から仕掛け、エサ作り、釣り方までを総合的に紹介し、「これから紀州釣りを始めてみたい!」という方に向けて分かりやすく解説していきます。
それでは紹介していきます。
① 紀州釣りとは
紀州地方発祥の伝統釣法
紀州釣りは、その名の通り和歌山県(関西南側)を中心とした紀州地方で発展したクロダイ狙いの釣り方になります。
大阪湾にもクロダイが多いことから大阪・和歌山・三重県では紀州釣りに関して知名度も高く、堤防でこの紀州釣りをされている方を見かけることがよくあります。
この釣りの最大の特徴は、「ぬかダンゴ」と呼ばれる米ぬかをベースにして作られたダンゴで刺しエサを包み込み、そのまま海底付近に届ける点にあります。
ダンゴのまま海底まで落とすので、エサ取りが多い表層から中層では本命の刺しエサを隠すことができるというポイントがいちばんの強みになります。
なぜ海底なのか?
ではなぜ、ぬかダンゴを使い、刺しエサを守ってまで海底に落とす必要があるのか?
という点ですが、クロダイという魚の特徴が、海底付近を泳ぐ習性があるというところにあります。
クロダイは表層までエサを求めて泳ぐこともありますが、基本的には海底でエビやカニ、海藻などを食べている雑食性の魚になります。
そのため、ダンゴを海底まで沈めて、そこで刺しエサが出てくるというところが、クロダイの習性とマッチしたということになります。
フカセ釣りとの違い
クロダイ釣りと言えばフカセ釣りが有名ですが、紀州釣りとフカセ釣りではアプローチが全く異なります。
紀州釣りでもフカセ釣りでも、クロダイを1箇所に集めるという点では同じですが、フカセ釣りは集魚剤を違うところに撒いてエサ取りをかわすという考え方が一般的ですが、紀州釣りでは物理的にダンゴでエサ取りをかわします。
撒き餌の違いにもいくつかの点がありまうが、フカセ釣りの場合は、水深が5m以内の比較的浅いポイントに特に有効的な方法になります。
シャクで撒き餌を海面に投げるフカセ釣りでは、水面に着水と同時にエサがバラけるため、集魚効果は高いですが、どんどん拡散され、海底付近に届く割合が非常に低くなります。
紀州釣りの場合は、ダンゴを水中に落とすので、表面から溶けるように小さくなっていきますが、海底にダンゴのまま落ちていきます。また海底に着底してもなお集魚効果があるので、表層から中層にかけてと、広い範囲に拡散して強い集魚力で魚を集めてくるという点で考えるとフカセ釣りの方がメリットがありますが、水深が深い場所で釣りをする場合は紀州釣りの方が効果的になってきます。
また、紀州釣りのダンゴとフカセ釣りの撒き餌とでは作るときの価格が全く違います。
フカセ釣りのコマセエサはオキアミやコーンなどをたくさん入れるので、価格も半日分で1,000〜2,000円ほどかかりますが、紀州釣りのダンゴだと、半日分でも500円ほどで作ることができます。(米ぬかや砂は無料でも獲得可能。集魚剤を1/3袋ほど使ったりするので使用分で計算)
刺しエサ(針につけるエサ)は紀州釣りでもフカセ釣りでも同じものを使います。
オキアミ、サナギ、コーン、ねりエサなどを準備しておきましょう。
そもそも釣り方が違うので、向き不向きの釣り場だったり、その場所の特徴というものも関係するので、紀州釣りで攻めたい場合は、紀州釣りの特徴を知り、その強みを活かせる釣り場で釣りをすることが重要になります。
紀州釣りの魅力
紀州釣りの魅力は自分でダンゴの配合を考えたり、刺しエサを置く棚を調節して、魚がどんなふうに針にかかるのかを考えるという、一見すると難しく感じることだからこその釣り人が沼る楽しさがあるというところです。
ダンゴは米ぬかと砂をベースに作りますが、その配合量(割合)が違うと、ダンゴが割れる時間や割れ方、集魚効果が変わります。
それは釣りを重ねていくことで、クロダイが釣れたという経験とともに、完成させていくという長い年月がかかる楽しみになります。
初心者でも始めやすい
難しそうなイメージもありますが、紀州釣りは基本さえ押さえれば初心者でも十分に始められます。また、専用の高価な道具も必要なく、堤防など足場のいい釣り場で大きな魚を狙えるといった釣りになるので、どなたでも挑戦しやすいと思われます。
また、難しい配合のダンゴですが、今は各メーカーがいろんな商品を出してくれていて、ダンゴに大切な水分量も明記されているので、簡単に作ることができます。
ベースを知り、仕組みを知り、ダンゴを作ってみて、触ってみて、そこから色々変化させて進化させていくことができる商品から始めてみましょう。
まずはこの商品から使ってみましょう。
② 紀州釣りに使う仕掛け
紀州釣りの仕掛け自体は比較的シンプルです。しかし、ダンゴを使うという特殊性があるため、通常のウキ釣りとは異なるポイントも多くあります。
竿(ロッド)
紀州釣りに使われる竿は、磯竿の1~2号クラスが一般的です。長さは4.5m~5.3m程度が扱いやすく、堤防であれば特に5m前後の竿がベストになります。
クロダイは強い引きを見せる魚ですが、釣り場が堤防の場合、障害物も少ない場所になるので、細い竿のしなりを活かして、クロダイの体力を徐々に減らして水面に浮き上がらせてくるという釣りになります。
1〜2号の磯竿は、魚を持ち上げる耐久度は低いですが、竿が柔らかいので、クロダイほどの引きであれば、竿のしなりを利用して、体力を徐々に削っていくことができます。
また、竿のしなりが遊泳力の威力も緩和してくれるので、警戒心の強いクロダイ相手に、警戒心を与えにくい細いラインを使うことができることもメリットになります。
磯竿は安価なものから高価なものまで多種の商品がありますが、全体的に細く、折れやすいので、竿の特徴を知り、扱いが上手くなるまでは5000〜7000円ほどの安い分類に当たる竿を使うことをおすすめします。
リール
リールはスピニングリールの2500番~3000番クラスが主流です。特別な性能は必要ありませんが、ドラグ性能(ブレーキ)が滑らかで、調節しやすいものを選びましょう。
ドラグブレーキを使って、細いラインを切らないようにうまく体力を奪っていくような釣りになるので、ドラグ機能は重要で、安すぎるリールなどを使っている場合はブレーキ調節がうまくいかず、ラインが切れてしまう可能性が高いです。
5,000円前後のものでもリールの種類を選ぶとドラグブレーキがいいものを購入することができるので、予算の目安にしてみてください。
安定したリールになってくると10,000円前後のものになってきます。
リールに巻くラインはナイロンの2号~3号程度が基本になります。
2.25号や2.5号といったように細分化されていますが、クロダイの場合は2号でも十分釣り上げることができます。
細いラインを使う場合は特にラインに擦れや傷がないかを確認しながら使いましょう。
ウキ
紀州釣りでは、寝ウキや玉ウキといった紀州釣り専用の軽いウキが使われます。
ダンゴを手で投げるので、投げる時の抵抗にならないようにウキ自体の重さが軽いものや、浮力が小さいという特徴があります。
フカセ釣りで使う自立式の棒ウキなども自重が軽いものなら使用することができます。
- 寝ウキ:アタリが見やすい。普通のウキとは違うので要点を押さえておくと扱いやすい。
- 玉ウキ:風や波に強い。水面からあまり出ている部分がないので釣り座が水面と近い(低い)場所では見えにくい可能性がある。
という特性があるため、状況によって使い分けます。
ハリスライン
ハリスラインとは針に結ぶラインで、道糸ラインに結んだり、間によりもどし(サルカン)を結んで使ったりします。ハリスラインにはフロロカーボンの1.5号~2号を使いますが、初心者の方は竿のしなりをうまく扱えない可能性があるので2号がおすすめです。
そもそもハリスラインとは、一般的に「フロロカーボン」というラインが使われます。
ナイロンラインは細く、癖がつきやすく、水に沈みにくいラインになり、
フロロカーボンラインは、ナイロンラインと同じ強度(◯号)のラインを比べると太く、クセがつきにくく、水に沈みやすいという特徴があります。
道糸はナイロンラインで、ハリスはフロロカーボンラインを使うというように、ラインの材料を変える方法が一般的になっています。
道糸ラインのナイロンラインをハリスラインに使っても問題ありませんが、魚の目に見えないと言われるピンクフロロなどは釣果を上げる強みになります。
そういった効果のあるラインを使うのも釣果を上げるポイントになってきます。
針
紀州釣りではチヌ針の2号~4号がよく使われます。
針のサイズは刺しエサの種類やクロダイのサイズに合わせて選択します。
一番万能なのは2号で、オキアミやサナギ、コーンを扱う時だと針が隠れますし、小さなダンゴを作りたい時にも有効です。
ただし、針を小さくするとエサ取りの魚の口にもかかるようなサイズになるので、小アジやチャリコ(マダイの子供)やゴンズイなどが釣れる頻度が高くなる時があります。
エサ取りがよくかかるようなら1号づつ大きさを上げていくという方法もおすすめです。
紀州釣り特有のアイテム
紀州釣りでは次のような専用アイテムが役立ちます。
- ダンゴ杓(しゃく)
- ダンゴを作るバッカンなどの入れ物
- 水汲みバケツ
- エサ箱
- 竿受け
- タオル
これらは快適に釣りを進めるための必須道具です。
ダンゴ杓
ダンゴを投げる時に、手で投げてもいいですが、遠くを狙いたいという場合には専用の杓(シャク)を使うという方法があります。
手で投げる場合だとどんなに頑張っても10mほどしか飛びませんが、杓を使うと20mほど飛ばすことができるようになります。
遠くに飛ばす分コントロールが難しくなりますが、杓は持っていて損がないと思います。
ダンゴを作るバッカンなどの入れ物
紀州釣りをする場合はダンゴエサを作る入れ物が必要になります。
一般的にはフカセ釣り同様バッカンという釣り専用のケースを使用してダンゴを作ります。
内容量が多く、半日、一日といった場合でもたくさんのエサを一度に作ることが可能になります。
バッカンにはサイズがあり、長さが30〜40cmのものが多いです。
選び方のポイントですが、内容量も大事ですが、キャリーや背負子などで運ぶ場合のことも考えて、クーラーボックスと横縦の長さを同じ、または近いものを選ぶという方法があります。
同じにすることで紐をかけて落ちないようにする場合などでもより安定させることができます。
水汲みバケツ
ダンゴを握る際は手で握らなければいけないので、少なからず手に米ぬかなどがついてしまいます。
その手を洗わずに竿やリールを持ってしまうと持ち手が汚れたり、米ぬかの油分でヌルヌルになっていきます。
水汲みバケツで海水を汲んでおき、ダンゴを握った後は軽く手を洗い、竿・リールを清潔に扱いましょう。
釣れた魚の血抜きや、米ぬかで汚した釣り場を綺麗にするためにも水汲みバケツで海水を汲むので、どんな釣りをする場合にも必須のアイテムになります。
エサ箱
紀州釣りでは雑食性のクロダイを狙うので、刺しエサも数種類用意するのが基本です。
クロダイは場所や季節によって当たりエサというものがあり、釣れやすいエサ、釣りにくいエサというものがあるので、いろんなエサで試しながら釣りをするのがセオリーです。
エサ箱のエサを入れる仕切りが2〜4つあるものを1つ準備してもいいですし、仕切りのないエサ箱自体を複数個準備するという方法もおすすめです。
竿受け
紀州釣りでは毎回ダンゴを作らなければならないので、ダンゴを作る間は竿をどこかに置いておく必要があります。
地面に置いても大きな問題はありませんが、傷がついたり、踏まれる危険性はあります。
そういったトラブルを避けたいと思われる方には竿受けがおすすめです。
三脚タイプのものやクーラーボックスにネジで固定するタイプのものなど多種あります。
クーラーボックスにネジで固定するタイプは安定しますし、荷物が増えないのでおすすめですが、釣り以外にも使われる場合などはネジをつけるのも躊躇されると思いますので、単体で使用する三脚タイプや椅子に取り付けるタイプもおすすめです。
クーラーボックスに取り付けるタイプ
イスにつけるタイプ
タオル
最後は忘れがちですが、一番大事な手を拭くタオルです。
手を洗った後に水がついた手でそのまま竿を握ってもいいですが、肝心な時に滑ってしまったり、常に濡れている状態で釣りをしなければいけないという不快感につながります。
雑巾でも安いものでもなんでもいいので、釣り用としてタオルが一枚あれば快適に釣りをすることができます。
③ 紀州釣りのエサ 刺しエサとダンゴエサ
紀州釣りのエサは大きく2つに分かれます。
釣り針につけるエサが刺しエサ、ダンゴを作る時に使うエサがダンゴエサになります。
ダンゴエサの中にも集魚効果のあるものを混ぜるので、ダンゴ単体にも魚を寄せ付ける効果があります。
刺しエサとダンゴエサの2種類を上手に組み合わせることで、クロダイを効率よく寄せて釣っていきます。
刺しエサ
刺しエサは数種類準備しておきましょう。
一般的に使われる刺しエサはこんな感じです。
- 生オキアミ
- ボイルオキアミ
- コーン
- サナギ
- 練りエサ
がどんな釣具屋さんに売られているエサで基本のものですが、少し変わったものもあります。
- シラサエビ
- 虫エサ
- 磯カニ
- フナムシ
などもエサになります。
定番の生オキアミとボイルオキアミ
オキアミには大きく分けて
- 生オキアミ
- ボイルオキアミ
の2種類があります。
生オキアミは食いが良く、フレッシュな匂いでクロダイを誘いますが身が柔らかく、餌取りに弱いです。
ボイルオキアミは身が締まってエサ持ちが良く、エサ取りに強いですが、生のオキアミに比べると鮮度や匂いも弱いので、多少釣果が下がる原因になり得る場合があります。(もちろん普通に釣れます)
紀州釣りではダンゴで包むため、ボイルオキアミの方が身が潰れにくく、初めての方には扱いやすいと思われます。
コーンやサナギを使うメリット
普通の釣り人からすると、コーンやサナギ??と思われるかもしれませんが、クロダイ釣りには有効なエサになります。
まず、最大のメリットがコーンとサナギはクロダイの大好物で、そのほかの魚にはあまり食べられないという点が挙げられます。
エサ取りの魚はフグなどなんでも食べる魚もいますが、興味を示す魚の数を減らすことができます。
コーンは視認性のいい黄色いエサで、視認性が高く、缶詰のコーンも使えるので手に入れやすいです。(釣りエサ用もあります)
サナギは匂いが強く、クロダイに非常に効果的です。
サナギは虫の蛹なので、苦手な方もおられると思いますが、気にしない方はぜひ持っておくと釣果に影響します。
身が固く、針にもつけやすいので初心者の方にもおすすめです。
基本はオキアミを使い、釣れない時の気分転換に使用するといった方法がおすすめです。
サナギは冷凍されているものもあり、コスパがいいですが、たくさん入っているので、家で小分けにしてから釣り場に持っていくことをおすすめします。
常温保存で好きな時に使用できる商品もあります。
値段は冷凍のものよりも少し高くなりますが、好きな時に開けることができるので、手軽に持ち運べるといった点では非常におすすめです。
オキアミとコーンやコーンとサナギなど組み合わせて使う方法もあります。
ダンゴエサとは
紀州釣りで使うダンゴエサは、米ぬかと砂をベースに集魚効果のあるものを入れ、海水で握れる状態にしたものになります。投入すると海水に溶け出し、海底で割れて、クロダイを寄せる撒きエサの役割を果たします。
一般的な材料は、
- 米ぬか
- 砂
- 押し麦
- サナギ粉
- 海水
になりますが、人によってはアミエビや、イワシ粉、エビ粉なども使われます。
初めての方は販売されているダンゴエサがおすすめです。
すでに配合されている商品はいくつかありますが、速釣ダンゴは開けてすぐに握れる状態になっているので、難しい水分調節なども必要ありません。まずはこの商品を1袋使ってみてください。大体2〜3時間分になります。
パワーダンゴチヌという商品は内容量が多く、1日釣りをする方にはおすすめの商品になります。
筏などでの水深が深い場所も想定して作られているので、握りやすく、割れにくいダンゴになっております。
水深が浅い堤防で使う場合は水分量を少なめにして、握る回数も減らすことで調節することができます。
ダンゴを作ってみたけどなかなか割れないといった時には少し粉を足して調節してみてください。
この商品は自分で海水を入れて完成させるもので、段ボールの中に2袋に分かれて入っています。
まずは1袋分を作ってみて、もう1袋はダンゴの硬さなどを調節できるように置いておきましょう。
ダンゴの役割
ダンゴエサには主に次の役割があります。
- 刺しエサをエサ取りから守る
- クロダイを一点に寄せる
- 海底にエサを溜めてポイントを作る
- 匂いと濁りで活性を上げる
この4つを同時に行えるのが紀州釣りの強みです。
④ 紀州釣りの釣り方
まずはポイント選び
紀州釣りで最初に重要になるのは「ポイント選び」です。
基本的には港内の底が砂地や泥地になっている場所が適しています。
クロダイは海底付近でエサを探す魚ですので、
- 水深がある
- 底が砂地
- クロダイの釣果情報があったり、クロダイを見たことがある場所
などを参考にしてみてください。
一番簡単なのは、有名な釣り場で、クロダイの釣果情報が上がっている場所に行くことです。
ダンゴの投入
釣り方の基本はとにかく「ダンゴを打つこと」です。最初は刺しエサを入れずにダンゴのみを数投して、海底にエサを溜めていきます。
一日中同じ場所で釣りをされる場合はダンゴだけの状態で5つほど投げておきましょう。
タナ取り
紀州釣りでは正確なタナ取りがとても重要です。仕掛けがきちんと着底し、刺しエサが底付近にある状態を作りましょう。
底から少し浮かせる場合もありますが、基本は「底狙い」がメインになります。
タナ取りの方法はこの記事で紹介しています。
アタリの取り方
紀州釣りのアタリはシンプルです。
浮力の弱いウキを使っているため、針を魚が触った時の反応がすぐにウキにも出ます。
クロダイはエサを吸って吐いてと何度かパクパクと動かすこともあるので紀州釣りではウキに変化があれば即合わせることが多いです。
これも経験則といえますが、寝ウキを使っている場合はウキの先が水面から3cmほど上がったら合わせて、かかったらラッキー、かからなかったらもう一度同じ方法でトライします。
その真剣勝負がまた面白いポイントになります。
投入ペースの重要性
紀州釣りはダンゴでポイントを作るという釣りになります。
ダンゴを同じ場所に貯めることでクロダイを集めて刺しエサに食わせるという釣りになるので、最低でも10分に一回は仕掛けを回収してダンゴを握り直して再投入することが重要です。
また、クロダイが釣れたすぐ後も釣れたクロダイの処理よりも先にダンゴを握って、ポイントに投げておきましょう。
ダンゴが水中に入っているだけでクロダイを定着されることができるので、その間に釣れたクロダイの処理を行います。
まとめ
紀州釣りは、クロダイを狙うエサ釣りの中でも非常に完成度の高い釣法です。
- ダンゴでポイントを作る楽しさ
- エサを工夫する奥深さ
- 1日のストーリー
- 力強いクロダイとのやり取り
これらが組み合わさり、単なるウキ釣り以上の面白さがあります。
最初はダンゴの作り方や投入ペースなど、難しく感じるかもしれませんが、基本を理解すれば、誰でも堤防から本格的なクロダイ釣りに挑戦できます。
これから紀州釣りを始める方は、
- シンプルな仕掛けを用意
- 市販配合でダンゴ作り
- 足場の良い堤防で練習
のステップで実際に釣りをしてみてください。
ウキが入った瞬間の感動は、魚釣りの中でも非常にではなかなか味わえないものです。
クロダイ以外の魚も釣れることが多いので、ぜひ挑戦してみてください。