夏といえば、青い空と海に囲まれて楽しむアウトドアの代表格「釣り」。
お子様も夏休みがあって、遊びの一つに魚釣りを選ばれる方も多くなると思います。
ただし、気温が35℃を超える日が当たり前になった今、暑さ対策なしでは釣りが命がけになることも。
炎天下での釣りは熱中症や脱水症状を引き起こすだけでなく、集中力や体力も削られ、結果的に釣果にも影響が出てしまいます。
今回は、そんな真夏の釣りを安全に、快適に、そして楽しく過ごすための暑さ対策を6つご紹介します。
対策をしないと真夏の釣りは暑さに体が負けてしまうので、ぜひ取り入れて少しでも楽しく釣りができるように工夫してみて下さい。

1. 空調服を活用して体の体温を冷やす
まず真っ先におすすめしたいのが「空調服の着用」です。
内蔵された小型ファンで服の中に風を送り込み、汗を気化させて体を効率よく冷却してくれます。
空調服のメリット
- 風が服全体を循環して体感温度を下げてくれる
- 両手が空くので釣りの動作に支障がない
- モバイルバッテリー式で長時間稼働
特に防波堤や磯など、逃げ場のない炎天下の場所での釣りには重宝します。
釣り場は風が吹いていることも多いので、空調服なしでも快適な時が多いですが、風がない時は堤防のコンクリートからの熱でとても熱くなります。
体の熱を少しでも下げる意味でもぜひ空調服は着て釣りをして下さい。
また、もっと効果を上げるという意味で、空調服の中に保冷剤や凍らせたペットボトルを入れて気温を下げるのも効果的です。
空調服は外の空気を中に送り込むだけなので、気温が一定以上あがると温風が体に回るだけであまり効果はなくなります。
私がよくやるのが、クーラーボックスに凍らせたペットボトルを数本入れておき、それを簡易的なペットボトルホルダーに入れて首掛けストラップなどで体に身につけておくという方法になります。
簡易的なホルダー(保冷機能が低いもの)を使用することで、徐々に氷が溶けていき、溶けていくときに冷気を外に放出してくれるので、空調服の中の温度を下げることができます。
また、氷が溶けたらその飲み物を飲むことができるので、凍らせる水分はお茶やミネラルウォーターや塩分の入ったものがおすすめです。
釣り場に持って行ける量にも限りがあると思うので、効率よく熱中症対策をしましょう。
※モバイルバッテリーの発火事故が多いので、高温になる場所に放置はやめましょう。
クーラーボックスに海水を入れて魚を冷やすといったことがない場合は、ジップロックなどにモバイルバッテリーを入れて、クーラーボックスに入れておくなどの対応も効果的です。
2. パラソルを設置して影を作る
直射日光を浴び続けることは、体力を大きく消耗する原因のひとつにもなります。
体が熱くなりすぎると、立ちくらみが起こり、危うく海に転落という可能性も出てきます。
釣りをする堤防や磯には影がない場所がほとんどなので、少しでも気温を低くできるパラソルはあると大変助かるグッズになります。
堤防ならパラソルベースなどと呼ばれる水を入れるタンクを使用して、中に海水を入れて使用することもできますし、磯などあまり多くの荷物を持って行けない場合はピトン式のパラソル立てがあるので、そちらをおすすめします。
ピトン式のパラソル立てを使用する場合はハーケンと呼ばれる穴を埋めて強度をあげるものが2本ほどあればあらゆる磯に対応することができます。
ピトンやハーケンを使う際にはハンマーを忘れずに持って行きましょう。
パラソルは素材や色にもこだわって欲しいです。
できるだけ太陽の熱を内側に通さない断熱素材のものがおすすめで、磯に運ぶ場合は丈夫で軽量のものがおすすめです。
こだわりすぎると値段も高くなってしまいますが、ぜひ一度調べてみてください。
釣り用パラソルの魅力
- 持ち運びしやすい軽量設計
- 風通しを妨げずに日差しだけを防げる
- パラソルがあると手荷物の表面温度も抑えられる
3. 太陽が照っていない時間帯に釣る

暑さ対策の中でも、もっとも効果的なのが「釣りをする時間帯を変えること」です。
つまり、日差しが強い昼間を避けて、朝か夕方か夜中に釣りをするという選択です。
朝・夕の「まずめ時」が狙い目
- 朝まずめ:日の出から2時間程度 夏場なら4時〜6時(快適に釣りができるのは9時くらいまで)
- 夕まずめ:日没前後の2時間程度 夏場なら7時〜9時(9時以降は気温がどんどん低くなっていきますが、暗くなるので危険度は上がります)
この時間帯は、魚の活性が高く釣果も上がりやすいため、一石二鳥です。
特に夏は日の出が早く、一番涼しい時間帯であるととても快適に釣りを楽しむことができます。
昼間の炎天下で無理に粘るより、朝夕を狙ってサクッと勝負する方が、結果的に真夏の釣りでは安全で賢い釣り方になります。
4. 帽子とサングラス、長袖長ズボンは常識!
「帽子とサングラス、長袖長ズボンなんて当たり前」と思われるかもしれませんが、これが実は最強の暑さ対策でもあります。
直射日光を避ける装備の効果
- 帽子:頭部を日差しから守り、熱中症を防止
- サングラス:紫外線から目を守り、視界もクリアに
- 長袖・長ズボン:肌の露出を減らして日焼けと虫刺されを防止
最近では、「冷感素材」のウェアも多く登場しており、長袖でも涼しく快適に過ごせるようになっています。
また、日焼け止めを塗るよりも、物理的に日差しをカットする方が持続的な効果があるため、着ることが最大の防御なのです。
特に上半身の服装は、インナーで冷感機能のある肌に密着するピチッとタイプがおすすめです。
ピチッとタイプは現場職(工事業社さんなど)の方や運動をする方に多くみられますが、肌から汗が出たと同時に吸収して、風がある時に熱と一緒に乾いてくれます。
ゆとりのある服だと、汗をかいて、服が吸収しますが、肌と服の間に空間があるので、服についた汗はすぐに乾きますが、肌までなかなか風がこず、熱が篭りがちです。
生地を薄くするというのも効果的ですが、インナーで長袖を着て、その上に半袖の薄いものを着るか、インナーの上に空調服を着るという服装をおすすめします。
釣り用もありますが、炎天下で行われているスポーツ用の商品が機能も良くて暑さ対策にこだわって作られているのでおすすめです。
ゴルフや野球などの商品をチェックして機能を調べてみてください。
釣りに使用するサングラスをお探しの場合は、「偏光グラス」と書かれた商品がおすすめです。
サングラスは日光を軽減するのが主な目的ですが、偏光グラスは水面に反射している太陽の光などを抑え、水中を見やすくするように作られております。
そのため水面に映る障害物や太陽の光が眩しくて見えないウキなども見ることができ、釣果アップにも繋がります。
一般的にはサングラスよりも偏光グラスの方が光を抑える効果が強いので、車の運転などで使用する場合は少し注意が必要です。
5. 海に足を浸けながら楽しめる釣りを選ぶ
暑い日でも、足だけ海に浸かっていれば体全体の体温はそこまで上がりません。
なかなか海に入りながら釣りができる場所は限られてきますが、ライトな釣りでもいいから釣りを楽しみたいという方にはおすすめです。
足元が冷えるだけで体温も落ち着く
- 足を海に浸けることで全身が涼しく感じる
- 熱がこもりやすい足元から冷やすのは効果的
- 砂浜や浅瀬での釣りなら、ファミリーにも安心
短パンやサンダル、マリンシューズを着用しておけば、そのまま海に入っても問題なし。
釣りだけでなく、涼しさとリフレッシュ感を同時に味わえるのが魅力です。
特にちょい投げ釣りでのキス釣りや、20gまでの軽めのジグを投げて回遊魚やチヌ、スズキなどの魚を狙う釣りがおすすめです。
また、集魚材が必要になるので、どこに置いておくかという工夫が必要ですが、ライトカゴ釣りもおすすめです。
集魚剤を使うことで、魚を集めることができますし、アジなどの小型の回遊魚も釣れたります。
魚がたくさん釣れる場合は浮くスカリの紐を腰に巻き付けておいて、足元で浮かせながら釣りをするのも面白いと思います。
関連する記事も載せておきますので、興味がありましたらご覧ください。
6. 椅子を使って体力を温存する
最後に紹介するのは、「椅子を使う」という一見地味ながら非常に重要な対策です。
暑さによる疲労は立ちっぱなしでの釣りによっても加速してしまいます。
椅子を使うメリット
- 無駄な体力の消耗を抑えられる
- 足への負担を軽減し、長時間の釣りが楽に
- 飲み物や小物を置くスペースとしても便利
最近では背もたれ付きのコンパクトチェアや、クーラーボックス兼椅子など、多機能なアイテムも登場しています。
また、椅子に取り付けられるパラソル(日傘)などもあります。
大きなパラソルをわざわざ買いたくないという方には椅子用のパラソルもおすすめで、安いものだと1,000円ほどで購入することもできます。
椅子に座って、時には風を感じながら一息つける時間があるだけで、釣りの快適さは大きく変わります。
まとめ:無理せず、でも楽しく。夏の釣りは準備がすべて!
夏の釣りは、魚の活性も高くチャンスの多い時期です。
しかし、暑さに対する対策を怠ると、命の危険すらあることを忘れてはいけません。
今回紹介した暑さ対策6選:
- 空調服で体の体温を冷やす
- パラソルで日陰をつくる
- 朝夕など太陽が照っていない時間帯に釣る
- 帽子・サングラス・長袖長ズボンで直射日光を避ける
- 海に入りながらできる釣りで自然に涼しく
- 椅子を使って体力を温存する
どれか1つでも実践すれば、体への負担は確実に軽減されます。
そして複数を組み合わせれば、炎天下でもストレスなく釣りに集中できる環境が整います。
釣りを安全に、そしていつまでも楽しく続けるために。
次の釣行では、ぜひ今回の対策を取り入れてみてくださいね!