今回ご紹介する方法の特徴はこちら
- 攻められる距離は釣り竿2本分(10m)ほど
- 狙う一番の魚はチヌ、グレ、釣れることがある魚はアジ、ボラ、マダイなど
- おすすめの時期は5月〜7月 10月〜12月のエサ取りが多い時期
- おすすめの場所は堤防や磯
- 紀州釣りとの違いは、ダンゴは軽く握ってすぐに割れる柔らかいもの
エサはオキアミやサナギ、コーン、虫えさなど色々使うことができ、釣れる魚も色々で、底の方にいる魚でも中間層にいる魚も釣ることができるので、いろんな場所で使うことができます。
それでは実際にどんな釣りなのか紹介していきます。
今回のダンゴ釣りと紀州釣りの違い
今回紹介したいダンゴ釣りは、和歌山発祥の紀州釣りから少し変えたもので理屈はほとんど同じ釣り方になります。
違いをいくつか紹介していきます。
違い1:ダンゴの硬さ
まずはダンゴの硬さですが、紀州釣りの場合は一般的には水分を極力少なくして、パサパサのダンゴを作ります。
そして、両手で10〜20回ほど握り込んで形にしていきます。
そうすることでダンゴを遠投しても衝撃に強いダンゴになり、割れにくくなります。
着水後は水分が少ないダンゴなので、急激に水分を吸収して、着底しても溶けるように崩れていきます。
今回紹介するダンゴ釣りの場合は片手で握れるほどの水分量にします。
紀州釣りよりは水分量が多めで、ダンゴが海底まで落ちる途中で割れることもあれば海底まで落ちることもあります。
片手で握って、海にポンと手で投げるだけなので、手返しも良く、刺しエサを中層から海底まで届けることができます。

中にはダンゴの一部が張りついたまま、刺しエサと一緒に海底まで沈むこともありますし、刺しエサから完全にダンゴが外れてダンゴが割れたものと一緒に自然に落ちていくという感じにもなります。
もちろんダンゴのまま海底まで沈むということもありますし、水分量を調節するとその調節ができます。
ダンゴ自体に魚を寄せるエサが混ぜられているので、匂いに釣られて魚もよってきます。
違い2:ウキの役割

紀州釣りの場合は海底までダンゴを沈めるので、棚が水深分というトントンの状態が基本で、ウキの浮力も小さいものを使用します。
ダンゴ釣りの場合は、ウキにある程度浮力のあるものを使い、ダンゴごと浮かせるような使い方をする場合があります。
ダンゴを浮かせるにはダンゴを小さく握る必要があり、ダンゴを浮かせることで魚がダンゴをついばんで割れていき、本命の刺しエサに食わせることもできます。
紀州釣りは海底しか狙えませんが、今回のダンゴ釣りでは中層など層を決めて狙うことができます。
違い3:狙う魚
紀州釣りではクロダイを狙う釣りになりますが、ダンゴ釣りでは中層に棚を合わせることでグレやアジなども狙うことができます。
中層から海底には大きな魚がいるのでその場所まで刺しエサをダンゴでカバーしながら落とすことができるのが一番のメリットです。
ぬかダンゴのレシピ
次はぬかダンゴの作り方を紹介していきます。
まずはどんなものでもいいですが、大きめの入れ物を準備します。
一般的にはバッカンやコマセバケツと言われるものが、蓋もできますし、よく使われます。
バッカンだとフカセ釣りのコマセを作る時にも内容量が多いので、一度にたくさんのエサを作ることができますし、形が長方形で、同じようなサイズのクーラーボックスを購入すると、背負子やキャリーカートで釣り場まで簡単に運ぶことができます。
また、コマセバケツだと、蓋を密封することができるので、サビキ釣りで使うアミエビを使う時も移動が楽にできます。
ダンゴを作る時も半日など、大量にいらない場合などにはコマセバケツでも使えます。
材料はこんな感じです。
- 米ぬか ⑥
- 砂 ①
- アミエビ 20切(700g)
- イワシ粉orサナギ粉 200gほど
ダンゴを入れる入れ物で米ぬかと砂を入れれる量が変わりますが、まずは米ぬか6:砂1の割合で入れてください。
砂を入れないと固いダンゴになってしまい、崩れにくく、刺しエサがなかなか出てこなくなってしまいます。
ダンゴが一定時間でバラけるように障害物である砂を入れます。
海岸の砂を入れるか、ホームセンターで砂を買って入れても大丈夫ですが、土ではいけません。
ダンゴをまとまりやすくするためにと、集魚効果を高めるためにアミエビも使用します。
アミエビを入れると片手で握る時にもダンゴがまとまりやすくなるのでこの釣りに向くダンゴを作ることができます。
その他にも集魚効果を上げるためにイワシ粉かサナギ粉もあった方がいいものになります。
数百円ほどで買えるのでおすすめです!
以上のものを全体的に混ぜて、最後に海水で水分量を調節します。
海水を入れる量は一番難しく、少しづつ足していき、全体に混ぜるのではなく、入れ物の半分づつ作るのがおすすめです。
全体に水分を入れてしまうと多すぎた時に取り返しがつかなくなってしまうので、半分づつ使いながら水分を調節していきましょう。
- 米ぬかと砂の割合が難しい
- まずはできているものを使いたい
- 初めてでどんな感じかわからない
といった方には「波止ダンゴチヌ」という紀州釣りの商品がおすすめです。
ここにアミエビと海水を入れてダンゴ釣りに向く硬さのダンゴを作りましょう。
袋の後ろには海水を500cc入れるというように書いていますが、アミエビを入れますし、アミエビから水分も出てくるので、海水は300ccいれ、様子を見ながら調節していきましょう。
刺しエサ
針につける刺しエサには色々な種類のものが使用できます。
釣りたい魚によって使い分けましょう。
- 生のオキアミ=全般的に使える柔らかいエサ
- ボイルオキアミ=全般的に使える硬めのエサ
- サナギ=チヌ狙いに有効なエサ
- コーン=チヌやアジに有効なエサで好みが分かれるためエサ取りに強い
- ねりエサ=チヌ狙いに有効なエサで味編などの意味合いでおすすめ
- 虫エサ(ゴカイ・アオイソメ)=生きているエサで団子から出た時に動きでアピールできるエサ
仕掛け

仕掛けは基本的に紀州釣りと同じですが、ウキは浮力が少し高めで1〜2号のものがおすすめです。
竿は磯竿の1〜2号、リールは3000〜4000番、道糸(リールに巻く糸)はナイロンラインの2〜3号
あたりが基本になります。
小物が少し多くてややこしいので簡単に紹介していきます。
ウキ止め糸
ウキ止め糸は自分で結べる方なら糸そのものを買って切って使うことができますが、結ぶのに自信がない方はワンタッチで簡単に取り付けられるものがおすすめです。
シモリ玉
シモリ玉は使う道糸のラインにあったものを選びます。
どんなものでもいいですが、フカセシモリなど、フカセ釣り関連の商品の方が用途に合っています。
ウキ
ウキは浮力が1号前後で、なるべくウキ自体に重さがないものがおすすめです。
ウキに重さがあるとダンゴを投げる時にウキの重さが邪魔をして綺麗に飛ばなかったり、ダンゴからエサが飛び出てしまうこともあります。
ハリス
道糸にはナイロンラインを使いますが、ハリスにはフロロカーボンラインというものがおすすめです。
ナイロンラインよりも少し太く硬いので、絡まりにくく、フロロカーボンの方がナイロンラインよりも重たいので海水の中でも沈みやすくなります。
魚の目には見えないというピンクフロロという商品がおすすめです。
針
釣り針は狙う魚によって多少変わりますが、狙う魚によって決めましょう。
基本的にはグレ針かチヌ針を選び、いろんな魚が釣れる場合はチヌ針の2号あたりがおすすめです。
グレ針を使うなら5〜7号あたりがおすすめです。
釣り方
それでは釣り方を紹介します。
竿が長いので、ラインが竿先のガイドなどに絡みやすいです。
竿受けがあると便利です。
竿受けを安定させるためには水汲みバケツが必要なので、一緒に準備しておきましょう。
まずは針にエサを刺してその刺しエサをまとうようにダンゴを作っていきます。
ダンゴは慣れないうちは両手で作ってもいいですが、今回の釣りでは片手でダンゴを作り、手返しよく釣りができるのがメリットでもあります。
そのためにまとまりやすく、早く崩れるダンゴを使用しています。
ダンゴが上手く作れたら、片手で竿を持ち、リールのベイルを上げ、ラインを人差し指で押さえて投げられるように準備します。
もう片方の手にはダンゴを持ち、まずは下から投げてみましょう。(アンダースロー)
ダンゴを投げてリールからラインが出ていく時にラインを抑えている人差し指を離し、ダンゴを筆頭にラインやウキが後を追うように飛んでいく形が綺麗なキャストになります。
ダンゴが着水して、沈んでいくと、ダンゴが重たい場合はウキが沈んだり、ダンゴの重さよりもウキの浮力が重たいと、ダンゴを中層に浮かすようにウキが立ちます。
その後、ダンゴが崩れて仕掛け自体に重さがなくなると、自立式ではないウキだと水面に寝てしまいます。
少し見えにくくなりますが、魚がかかるとウキが再び起き上がってきて水中に入っていきます。
ウキが立ってくると魚が刺しエサを咥えているので、竿をしゃくって合わせをとりましょう。
魚がかかった後はタモ網などで掬い上げ、ゲットになります。
ダンゴを投げてもしばらくウキに反応がない場合は回収してもう一度ダンゴを作って投げてみましょう。
この時針にエサが残っているかどうかで魚が集まっているかがわかります。
針にエサがなくなっていると魚が食べている確率が高いので、釣れる確率も高くになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フカセ釣りよりも深い層を狙うことができ、棒ウキを使うことで反応が見やすいというメリットもある釣りです。
エサにもお金があまりかからないので、お金をあまりかけたくないという方にもおすすめの釣りになります。
ぜひ挑戦してみてください。