【初心者必見】釣具屋さんに売られているお手軽仕掛け6種類に分けて一挙紹介。これを見れば初めての釣具屋さんの来店でも仕掛け選びは怖くない!|五目仕掛け|サビキ仕掛け|ちょい投げ仕掛け|胴突仕掛け|ウキ釣り仕掛け|泳がせ仕掛け|

釣りを初めてする方にとって釣具屋はワクワクするものと同時に何が何だかわからないものだらけといった感じだと思います。

見るだけでもとても面白い空間ですが、種類が多すぎます。

この記事ではそんな方に向けて少しでもわかりやすく理解してもらえるように、釣具の中でも商品数が多く、わかりにくい「仕掛け」という針と糸が結ばれて、その他もろもろがセットになったすぐに使えて便利な商品を解説していこうと思います。

ぜひ、いい釣りができるようにこの記事で釣りについて学んでいってください。

目次

仕掛けとは

仕掛けとは、ライン(釣り糸)と針を釣り方別に結んだものになります。

ラインの太さだったり、使用する針の大きさ・種類だったり、結ぶ形だったり、難易度の高い作業がすでに作られて、ワンタッチで使用できるようになっています。

もちろん結び方を覚えて、仕掛けを作るにあたって必要なものを揃えれば自分で作ることもできます。

好きなラインの太さに、自分が狙う魚のサイズに合わせて針を変えれば自分好みの仕掛けになることでしょう。

ただし、自分で作るとしても、ある程度仕掛けの種類や仕組みを知っておく必要があるので、初めての方はぜひ一度、メーカーが試行錯誤して商品化した仕掛けを使用してみてください。

仕掛けで有名なメーカー

野球でもサッカーでも商品を取り扱うメーカーが数社あるように、釣具の仕掛けだけをみても数社の釣具メーカーがあります。

例えば、釣り針に強い「株式会社オーナーばり(https://www.owner.co.jp)」や「株式会社ささめ針(https://www.sasame.co.jp)」

仕掛けも手がけるが、そのほかの釣具にも力を入れている「株式会社がまかつ(https://www.gamakatsu.co.jp)」や「株式会社ハヤブサ(https://www.hayabusa.co.jp)」などがあります。

釣具屋さんに並ぶ仕掛けのパッケージの上部にはこういった釣具屋さんの名前が入っていることが多いです。

仕掛け選び

では実際に仕掛けをご紹介していきましょう。

ウインドーショッピングのようにざっとみてもらって、実際に釣具屋さんなどで見て検討してみてください。

仕掛けを見るだけでも水中でどんな形に魚にアピールすることができるのか、どんな魚が釣れるのかを考えるだけでも楽しいですよ。

まず、仕掛けは釣り方別にあり、ざっくりと分けてみるとこんな感じです。

(分ける人や釣具店の陳列方法によって違いがあります。なんせ種類が多くてしっかり分けると細かくなります。)

  • 5目釣りなどいろんな魚が狙える万能仕掛け
  • サビキ仕掛け
  • ちょい投げ仕掛け
  • 胴付き仕掛け
  • ウキ釣り仕掛け
  • のませ・泳がせ仕掛け

大体これらに分けることができて、順番に説明していきます。

いろんな魚が狙える万能仕掛け。通称「五目釣り」

万能仕掛けはターゲットを絞らず、いろんな魚が釣れる可能性がある仕掛けのことで、堤防や磯などで使うことができます。

いろんな魚が狙える釣りのことを5目釣りといったりします。(5種目も同じ仕掛けで釣れる)

メインのターゲットは海底付近でどんな場所にもいるカサゴ・メバル・ベラ、中層にいるアジ・カワハギ・チヌなどになります。

万能仕掛けは特にささめのボウズのがれシリーズが人気です。

ささめ針:X-002 ボウズのがれ 投釣りの巻

この仕掛けは、竿とリールと仕掛けとエサがあれば完結するので、ウキなど仕掛けの他に用意するものがなくてわかりやすく、初めての人におすすめです。

仕掛けが浮くようにフロート玉がついており、針は3本、一番下にはオモリがついていて、海底にまっすぐ沈みます。

エサはオキアミや虫エサを使い、いろんな魚が釣れるような仕掛けになっています。

竿もなんでも大丈夫です。(リール付き限定)

今から用意するなら釣具屋さんに安く売られている3,000円ほどのリールも道糸(リールに巻かれている糸)もついている2m以上の長さの竿なら買いやすく、釣りも始めやすいかと思われます。

投げてあたりを待つ釣りなので2本くらい買っておいて、2本とも投げちゃえば釣れる可能性も2倍です。

竿を置いておくのに竿立てなどがあれば完璧です。

竿も傷つかず、竿先を上に向けることで足元の岩場や堤防際の牡蠣殻などにラインが絡まなくて済みます。

竿立てを使用するにはおもしが必要なので、手も洗えるように海水も汲む用途を兼ねて水汲みバケツもあれば便利です。

ささめ針:X-108 ボウズのがれ 遠投・大物

X-002の大型改良版ということで、海底に針が2本付き、底にいる魚に強くアピールすることができます。

X-002かX-108で悩むなら、どちらでもいいと思います。

釣り針の数がX-108の方が多いので釣れる確率が上がりますが、値段も針とラインが絡まるなどのトラブルも上がるので考慮して選んでください。

ささめ針:X-113 ボウズのがれライトゲーム

この仕掛けはサーフや小石が転がっているような場所で使ってみてほしいです。

針が2本ついており、少し遠投してゆっくり引いてくるとシンカーがゆらゆら揺れて、シンカーの下につながっているラインとエサ付きの針も一緒に揺れるので、強く誘いをかけることができるという釣りになります。

海底をずるずるひきずり、根掛かりのリスクが増えるので岩場では不向きですが、サーフなどの海底に障害物が少ない場所にオススメです。

こちらも竿とリールがあればできる釣りになります。

何回も投げて巻くので、エサは取れにくい虫エサやイカの切り身がオススメです。

がまかつ:N-163 ちょい投げ五目

がまかつというメーカーが販売しているちょい投げリグ五目もサーフなどの場所に向いており、遠投してゆっくり引いてくるとエサに誘われた魚がかかるという仕組みで、エサに魚がバイト(食べる)すると竿にグンと引っ張るような力が加わるので、普段では味合わないような楽しい感覚を味わうことができます。

この仕掛けには2セット入っており、オモリが別売りになっています。

がまかつが販売しており、パッケージにもイラストがのっている「バランスキャスター」や「アッパーキャストジグ」を使ってもいいですし、その他のメーカーの「ジェット天秤」などのオモリと仕掛けをつける手があるものを選んでもいいでしょう。

重さを号で書かれている場合は4〜6号くらいを買ってみてはいかがでしょうか。あらゆる竿に対応することができます。

先ほど紹介したような2mくらいのサビキ竿でも大丈夫です。

使える竿の一覧↓

  • サビキ釣り用ロッド
  • ちょい投げロッド
  • 投げ竿
  • ルアー万能ロッド
  • シーバスロッド
  • エギングロッド  etc.

サビキ仕掛け

サビキ仕掛けはあらゆるメーカーが出しており、号数(サイズ)もいろいろあり、どれがいいのかを示すのが難しいものでもあります。

違いとしては、針についているスキンの色や素材水中での見え方使っているラインの太さなどがあげられます。

スキンの色はピンクと白(クリア)があり、一般的には日中にピンク色を使い、夜に白色が使われます。

白色にはキラキラ光るラメなども入っている商品が多く、街灯などの灯りに反応してキラキラします。

また、サビキ仕掛けに使われているラインは細いものが一般的で、狙う魚も小さいので、十分釣ることはできますが、遠投して釣りたいとか、大きなサイズの魚が釣れているという時だと切れてしまう場合があります。

そんな時は、あえて少し太いラインが使われている商品があるのでそういったものを選ぶのもオススメです。

サビキ仕掛け全体を通して、サイズを表す号数が書かれていますが、釣れている魚が5〜10cmくらいだと0.5〜3号の仕掛け、10〜20cmくらいだと3〜6号の仕掛け、それ以上だと7〜10号の仕掛けを使用してみてください。

どんな魚が釣れているのかわからないという時は、1号・3号・6号あたりを持っておくとあらゆる場所に対応することができます。

では順番に紹介していきます。

ささめ針:X-007 ボウズのがれ好き嫌いなし!

5つの針のスキンの色は1色のことが多いのですが、この仕掛けは全部のスキンが少しづつ違う色をしており、魚にも色や見え方で好みがあると想定して、いろんな魚にアピールすることができるといった仕掛けになります。

1色だと不安だと感じる方にはおすすめの仕掛けになりますし、発想が面白いです。

ハヤブサ:HS200 小アジ専科 リアルアミエビ

この仕掛けはどこの釣具店にも置いてあるような定番仕掛けで、ラインの太さも適したものになっており、スキンも柔らかいので初めての方にはおすすめです。

釣り場でどんな魚が釣れているのかわからないので適当なことは言えませんが、関西の釣り場だと2号・6号・8号の3種類を持っていればある程度の場所で楽しむことができます。

一度水面にアミエビを落としてみて、集まる魚のサイズで選んでみてください。

がまかつ:S170 ちょい太ハリスサビキ

こちらはラインが少し太い仕掛けになっており、遠投ウキサビキやぶっ込みサビキにおすすめです。

例えば、ハヤブサのHS200の3号というサイズの仕掛けの幹糸が1号というラインの太さですが、がまかつのS170のちょい太ハリスサビキの3号サイズは幹糸3号というラインの太さになっています。

1号は強度値が1.8kgに対して、3号は5.4kgの負荷に耐えることができるので、全く違います。

少し大きな魚に対して小さな針を使いたいという時もこの仕掛けがおすすめです。

ささめ針:S-553 ウルトラ簡単飛ばしサビキ(上カゴ式)

この仕掛けはウキ釣りという分類にも入り、サビキ仕掛けを狙いたい層(深さ)まで沈めて、魚を寄せることができ、いざ魚がかかるとウキが沈んで教えてくれるというもので、岸よりもより遠い場所で使うことができます。

そんなウキやカゴ、オモリまでもが一式セットになった仕掛けで、買い忘れもなく、簡単にセットを組むことができるという便利な仕掛けになります。

サビキ仕掛けを少し沖に投げて釣りをしてみたいという方の第一歩はこの仕掛けがおすすめです。

ささめ針:S-500 ぶっこみサビキセット

次は、ぶっこみサビキ仕掛けの商品を紹介します。

ぶっ込みサビキとは完全に海底に沈めて、海底にいる回遊魚を狙う仕掛けになります。

日中や夜などはアジが海底に群れでいることも多く、そんな時なウキ釣りよりもぶっ込み釣りが重宝されます。

ぶっ込み釣りは仕掛けを遠投して、竿先に重さが伝わるまでラインをピンと張るように余分なラインは回収して、魚がかかれば竿先がピクピクと動いて釣れたかどうかをわかることができるという釣りになるので、竿先が少し柔らかいものがおすすめです。

磯竿3号くらいがぴったりでしょう。

ちょい投げ仕掛け

ささめ針 K-001 ちょい投げ2本鈎

ちょい投げ釣りの代表といえばキス釣りがあげられますが、この仕掛けもその一種です。

2本針の仕掛けが2セット入っている定番の仕掛けになります。

サイズも6号〜12号と展開があり、一般的なサーフでは6号〜8号くらいのサイズがおすすめです。

一般的にはジェット天秤と一緒に使われます。

竿は投げ釣りになるので、低価格のサビキ竿や万能ロッドの他にちょい投げ竿や投げ竿などを使うことができます。

竿に合わせてジェット天秤のサイズも調節してください。

サーフなどの障害物が少ない場所でぜひ使ってみてください。

ささめ針:K-017 ちょい投げセット

こちらはオモリも仕掛けもセットになった商品で、オモリを別に買う必要がないのでこの仕掛け1つで釣りを楽しむことができます。

またこの仕掛けも2セット入っているので岩にひかかって切れてしまっても交換することができます。

ハヤブサ:HA312 投げキスセット

こちらは仕掛けが2セットとオモリが1つ入っていて、オモリの形が変わっていて、海底で立つような仕組みになっています。

つまり、オモリが立っている分海底から仕掛けが離れていて、ひかかりにくいというのが特徴の仕掛けです。

投げ釣りには根掛かりが付きものですので、少しでも減らしたいという方にはおすすめです。

ハヤブサ:HA179 かんたんぶっこみ釣りセット

これまで紹介したちょい投げ仕掛けは投げて仕掛けを引きずってきて広範囲を探るという釣りでしたが、最後に紹介するのはちょい投げして放置という仕掛けになります。

それがぶっ込み釣りです。

エサをつけて投げ魚が釣れるのを待つ釣りで、ぶっ込みサビキのように集魚剤がなく、あたりの頻度は少ないという印象を受けますが、一匹で泳いでいるような中型のサイズの魚も釣れる確率がある仕掛けでもあります。

使うエサをマムシやイカ・サバの切り身などを使用してみてください。

匂いが強いエサなので、それだけでも集魚効果があります。

胴突(どうつき)仕掛け

ハヤブサ:HD170 堤防胴突2本鈎メバル・カサゴ

次は胴突仕掛けを紹介します。

どうつき仕掛けは一本の幹糸に2〜3本くらいの枝針がついている仕掛けで、海底付近にいる魚を中心に狙う釣りになります。

海底にいる魚が比較的簡単に釣れることから初心者の方にもおすすめの釣り方になります。

エサはイカ・サバの切り身やキビナゴの一匹掛け、虫エサなども有効です。

根掛かりしやすい仕掛けになるので予備を少し多めに持っていくことをオススメします。

釣って楽しい、食べて美味しいカサゴなどの魚が数十匹釣れることもある釣りになります。

仕掛けとは別にオモリを用意する必要があるので、使う竿にあった適合オモリをご準備してください。

この釣りは少し遠投してもいいですし、足元に落としてもいいですし、消波ブロックの切れ目に落としても釣果が上がりやすいです。

サビキ竿や万能竿、ちょい投げ竿や投げ竿などあらゆる竿に対応することができます。

オーナー:H-6221 堤防なんでも五目胴突仕掛

この仕掛けは五目釣りの分類にも当てはまりますが、仕掛けの形が胴突タイプなので、ここで紹介します。

胴突仕掛けが3セット入っており、パッケージに惹かれます。

ハヤブサのHD170と比べるとHD170は上と下の針の感覚が遠く、H-6221は中央あたりによっているというところです。

どちらでもあまり釣果に差は出にくいかと思いますが、投げた時に感覚が広い方が仕掛け同士がひかかりにくいですが、中央によっている方が魚が魚が集まっているときに罹りやすいなどが考えられます。

ささめ針:D-309 波止際族のさぐり胴突

この仕掛けは今までの胴突仕掛けと比べると、使用しているハリスが太いということが特徴の仕掛けです。

今まで紹介してきた仕掛けは1〜2号という細いラインで、堤防から魚を釣る分には問題ない仕掛けですが、岩などに針が刺さり、引っ張ると簡単にキレてしまうような仕掛けでした。

しかし、今回紹介する仕掛けはサイズにもよりますが3〜5号の太いラインを使用しているので、少し引っ張っても切れにくく、仕掛けが返ってきやすいです。

また、少し大きな魚がかかって急に暴れ出すと細いラインでは耐え切れず切れてしまうということもありますが、3号のラインを使っているとそんじょそこらの魚には大丈夫です。

ただ、ラインが太いので細いラインに比べると水の抵抗などをうけ、違和感を魚に与えてしまう場合があります。

ハヤブサ:HD200 超ショートハリスハゲ鈎

この仕掛けは「カワハギ」という魚を狙うために作られた仕掛けで、使用している針が特徴的です。

他の魚も釣れないことはありませんが、なぜかカワハギを狙って釣ることができます。

エサは貝のむき身を使用してください。

竿先にコンコンと当たりがあっても竿先が沈み込むまで少し待ってみましょう。

数釣りがしたいとか、本格的にしたいとなればカワハギ専用の竿や、穂先が柔らかく、当たりが取りやすい竿もあります。

メーカーはもちろん推奨していないでしょうが、最近は価格が安く、竿全体が柔らかいのでライトな釣りに「鱒レンジャー」シリーズも人気が出てきております。

淡水のトラウト用の竿なので、粘り気があり、魚が釣れた時は竿が柔らかいのでよく曲がり釣り自体が面白いと思います!

ウキ釣り仕掛け

ハヤブサ:HA176 コンパクトロッド かんたんウキ釣りセット

この仕掛けはフカセ釣りで使われる仕掛けを簡単にワンタッチで作れるという仕掛けで、PEラインをリールに巻いていてもウキ止めが使えるように道糸となるラインモ4mついているという仕掛けになります。

元々ナイロンラインを巻いているという方でもこの仕掛けはそのまま道糸の先端と仕掛けの先端を結んで余分なラインをリールに巻いてもらうだけで簡単に使うことができるので、あらゆる竿に対応できる仕掛けです。

海でのウキ釣りとなるとウキ止め糸やシモリ玉など多数の小物が必要になるので初めての方にとっては少し難易度も高い仕掛けになります。

それがワンタッチでできるのでウキ釣りをしたことがないというはこの仕掛けで必要なものや組み方など体験して知ってください。

ちなみに仕掛けは1本針で予備に2つついています。

ささめ針:W-661 ウキウキ堤防五目 リール竿用

こちらもハヤブサのHA176と同じようなタイプでウキの形が少し違うタイプですが、方法等はほぼほぼ同じです。

ウキのサイズの違いや色による見えやすさ等によって好きな方を選んでみてください。

がまかつ:H U-108 かんたん堤防ウキ仕掛

この仕掛けは長いラインは付属しておらず、リールのラインい結ぶという仕掛けで、ウキが短い棒ウキになっているという仕掛けです。

波や風がある場合は玉ウキの方が安定しており見やすく、海が穏やかな時な棒ウキの方が水面から上に棒が出ているので見やすいです。

堤防などで釣りをする場合は棒ウキの方が向いているかもしれません。

ハヤブサ:HA240 ひとっ跳び 天秤カゴ釣りセット

この仕掛けはこれまで紹介してきた1本針のシンプルなウキ釣りの仕掛けと異なり、カゴにエサを詰めて魚を寄せる効果もプラスした「ウキカゴ釣り(ライトカゴ釣り)」と呼ばれるような釣り方になります。

フカセ釣りではシャクを使ってコマセ(集魚剤)を海面へ巻いてゆっくり沈ませて、魚を海面付近まで上がらせて釣るという方法ですが、カゴ釣りは魚がいそうな棚まで落としてじわじわとコマセを出すような釣り方なので、フカセ釣りよりも深い棚を狙うことができます。

サビキカゴなのでエサの出るスピードが速いのと、重たいカゴを浮かす浮力が必要なので、ウキも大きいのが特徴です。

ナカジマ:No.6093 遠投カゴ釣りセット

この仕掛けは、ライトカゴ釣りのスタンダードの形をした仕掛けになります。

ウキは浮力も十分にある長い棒ウキで、カゴはコマセをゆっくり出すロケットカゴ、仕掛けは3本針が2セット入っており、回遊魚のアジやサバ、またイサキなどの少し大きな魚を遠投して狙うことができる仕掛けになります。

カゴ釣りに興味があって、初めて釣りをされるとなるとこの仕掛けはとてもオススメです。

釣研:反転ちょいカゴSウキ天秤セット

この仕掛けは、ナカジマのNo.6093と似ていますが、カゴの部分が大きく変わり、ナカジマのロケットカゴは粒の小さなアミエビなどの集魚剤をゆっくり出すものでしたが、釣研の「ちょいカゴセット」は全方向から溶け出すようにコマセが撒かれ、周囲を濁すようなイメージで魚を寄せ付けます

のませ・泳がせ仕掛け

ささめ針:E-713 堤防のませ胴突

泳がせ釣りとは、小魚を釣具店で買うか現地調達して入手し、それをエサとしている方大きな魚を狙うという釣りになります。

小魚は酸素不足や熱に弱く、活かす管理が大変ですが、大きな魚が普段エサにしている魚なので、釣れる確率は高くなります。

泳がせ釣りにもいくつか種類があるので、仕掛け別に紹介します。

まずは胴突タイプの仕掛けです。

1本のラインの両端にリールから出ているラインともう片方にはオモリをつけて、針がついた枝針に小魚をつけてゆっくり海に投げます。

小魚が泳ぐ範囲を限定しているので、岩の隙間に逃げてひかかってしまうなどの活きた魚独特の根掛かりが少なく、海底付近に回遊する青物や根魚を狙うことができます。

1本針が2セット入っていて、竿とリールとこの仕掛けだけでできるのでカバンに忍ばせておくのもオススメです。

ただし、これまで紹介してきた仕掛けと違う点が、泳がせ釣りは小魚を食べるさらに大きな魚を狙うということです。

なので、今まで紹介してきたサビキ竿やちょい投げロッドでは太刀打ちできません。

泳がせ釣りをする場合は、下にまとめたような強い装備が必要です。

  • 磯竿4号以上
  • ショアジギングロッド(青物を狙うルアー用の竿)
  • 負荷30号以上の投げ竿
  • 4000番以上のリール
  • リールに巻くラインはナイロンライン5号以上か、PEライン1.5号以上

大きな魚が釣れるので、その迫力と魚の引きをお楽しみください。

がまかつ:HO-201 遠投泳がせのませパーフェクト

この仕掛けは、ウキ釣りタイプの泳がせ釣り仕掛けで、表層や中層に回遊している大きな魚を狙うことができます。

朝まづめと呼ばれる太陽が昇る前後の時間は青物が一番回遊して、エサを捕食する時間で、表層にいることが多いので、ウキ釣りで表層を狙うのがオススメですし、日中でもナブラなどが発生しているときはウキ釣りがオススメです。

先ほど紹介したタックル(竿とリール)にこの仕掛けだけでできます。

オーナー:H-3628 セット一発 泳がせのませ仕掛

次はウキ釣りタイプは同じですが、ウキの形が少し違うタイプになります。

風や波が強い日はどんぐりタイプと呼ばれるような丸いウキがオススメです。

この仕掛けも竿とリールさえあればできます。

がまかつ:HO-205 エレベーターのませ仕掛

この仕掛けは一番特徴があり、まず、リールのラインの端にオモリをつけて遠投します。

この時は仕掛けも針も何もついていません。ラインとオモリだけです。

そして、小魚にこの仕掛けの針をつけて、仕掛けのスナップを竿先の近くから海底に向かって伸びているラインにつけてそのまま落として、まるでエレベーターのようにオモリのところまで沈んでいくという仕掛けになります。

時間が経てば経つほど海底のオモリ近くまで沈んで行きますが、途中小魚も泳ぐので全層狙えるという仕掛けになります。

小魚は強く投げると身が切れて針から外れてしまうので、大遠投したい時もエレベーター式の仕掛けがオススメです。

まとめ

いろいろ紹介してきましたが、気に入った仕掛けはありましたでしょうか。

仕掛けにはそれぞれ特徴もあり、使い方も違い、扱うのが難しいですが、裏に使い方が書かれていますので、ぜひ挑戦してみてください。