今回は、釣り好きなら一度は耳にする「磯竿(いそざお)」の号数による違いについて詳しくご紹介します。
磯竿には 一般的に0号から5号までの号数 があり、それぞれ竿の強さや対応できる魚種が異なります。
「どの号数を選べばいいのか分からない…」という初心者の方から、「もっと釣果を伸ばしたい!」という経験者の方まで役立つ内容をまとめました。
ぜひご覧ください。
磯竿の号数とは?
磯竿の「号数」とは、竿の強度やパワーを表す目安です。数字が大きくなるほど、竿は太く強くなり、重たい仕掛けや大型魚に対応できます。
- 0号〜1号:軽い仕掛け、小型の魚に最適
- 2号〜3号:中型魚や少し重たい負荷がかかるサビキ釣りやカゴ釣りに対応
- 4号〜5号:大物狙いや遠投、カゴ釣りや泳がせ釣りに向いている
竿の長さや素材も影響しますが、まずは号数で「どんな魚をどんな釣り方で狙うか」を考えるのが基本です。
そのためには、号数による違いを知っておく必要があります。
0号の竿の特徴と使い方
特徴
- 非常に繊細で軽量。
- 細い糸と軽い仕掛けを扱うのに向いている。
- 穂先の柔らかさがアタリを鮮明に伝える。
対応する釣り方
- ウキフカセ釣りでチヌを狙う
- 堤防からグレを狙う
対象魚
チヌがメイン。そのほかにもフカセ釣りで釣れる魚でグレ、アジ、イサキなども釣れる。
メリット・デメリット
- メリット:小さなアタリを逃さず楽しめる。繊細な釣りに最適。
- デメリット:強度が弱く、大物が掛かると対処しにくい。
コメント
磯竿の0号は非常に竿全体が柔らかいので、根に潜るような習性のあるグレの場合、竿が曲がる分磯では根に潜られやすく、ラインが切られる可能性が高いです。少し力不足に感じるところがあります。
チヌの場合は首を降って泳ごうとはしますが、根に潜るという習性はないので、柔らかい竿で魚の泳ぐ力を緩和し、じわじわと体力を削り、水面に浮かせてくるということができます。
竿のシナリが効く分、細いラインを使うことができるので、警戒心の高い昼間のチヌでもヒットする確率が高くなります。
基本的にはチヌ狙い専用の竿になり、「チヌ竿」として売られているケースもあります。
1号の竿の特徴と使い方
特徴
- 0号よりパワーがあり、やや大きな魚にも対応可能。
- フカセ釣りに最適な竿
対応する釣り方
- ウキフカセ釣り
- 紀州釣り
対象魚
チヌ、グレ、アジ、イサキ。
メリット・デメリット
- メリット:小物から中型魚まで幅広く対応可能。
- デメリット:大物や荒磯では力不足。
コメント
1号は0号よりも強度が上がるため、磯からのグレ釣りでも力負けせず、竿のシナリを活かせて浮き上がらせることができる竿になります。
適合オモリが一般的に1〜3号程なので、まだちょい投げ、ライトカゴ、サビキ釣りには対応できませんが、フカセ釣り、紀州釣り(ウキダンゴ釣り)ではマッチした竿になります。
フカセ釣りをメインに楽しみたいという方には1号がおすすめです。
竿のラインナップがある場合には1.5号というサイズの磯竿もあります。
2号の竿の特徴と使い方
特徴
- 中型魚に対応できるスタンダードな磯竿。
- ウキ釣りの基本的な号数。
対応する釣り方
- ウキフカセ釣り
- ライトなカゴ釣り
対象魚
40cm前後のグレ、チヌ、イサキ、マダイ(中小型)。
メリット・デメリット
- メリット:中型魚を無理なく取り込める。
- デメリット:大型の青物や真鯛にはやや不安。
コメント
2号の磯竿の場合、適合オモリが1〜4号ほどになります。
4号もあればライトカゴ釣りができる程の強度になるので、ライトカゴ釣りで5目釣りとしていろんな魚を狙いたいという方にはおすすめの竿になります。
また、これまで紹介しているフカセ釣りにも対応していて、0号や1号は竿が柔らかいので、魚のやり取りの時に根に潜られないように魚の泳ぐ向きを制御しながら体力を削っていくという方法になりますが、2号の竿になれば竿自体の硬さも少し硬めになるので、魚へも強めに引くことができます。
竿のシナリが少ないので、ハリスラインは1.5〜2号くらいのものをおすすめします。(0〜1号の磯竿の場合は1〜1.5号くらいのハリスラインを使う)
少し遠投して中型のグレやイサキなどを狙う際におすすめの竿になります。
3号の竿の特徴と使い方
特徴
- パワーがあり、遠投性能も高い。
- 大型狙いに一歩踏み込む竿。
対応する釣り方
- カゴ釣り
- 大物狙いのウキ釣り
対象魚
50cm以上のチヌ、グレ、大型イサキ、真鯛。
メリット・デメリット
- メリット:パワーがあり、大物にも対応可能。
- デメリット:竿が硬く、繊細な釣りには不向き。
コメント
3号の磯竿になると、これまで紹介してきたフカセ釣りには逆に不向きと言えるようなくらいの硬さになります。
適合オモリが5〜8号で、少し軽めのカゴ釣りができるようになります。
3号で一番おすすめなのが、ウキサビキ釣りやぶっ込みサビキ釣りになります。
堤防などでファミリーがよくしているサビキ釣りにはウキをつけず、足元を狙っている落とし込み方式のサビキ釣りが多いと思いますが、ウキをつけたり、ウキをつけずにぶっ込むと沖にいる少し大きな魚を狙えることになります。
そうすると足元では5cm程のアジが釣れていた場所から、沖合を狙うことで15cmの大きなものが釣れたりというように魚のサイズも大きくなることがあります。
4号竿の特徴と使い方
特徴
- 遠投カゴ釣り、大物狙いに対応する強竿。
- 重い仕掛けや太いラインが使える。
対応する釣り方
- 遠投カゴ釣り(真鯛・青物狙い)
- ぶっ込み釣り
対象魚
真鯛、イサキ、青物(ハマチ、ブリ)、イシダイ。
メリット・デメリット
- メリット:大物とのやり取りも安心。
- デメリット:竿が重く、長時間の釣りには疲れる。
コメント
磯竿4号だと適合オモリが8〜12号まで使えるので、一般的なカゴ釣りで使われるカゴはほぼ使うことができます。
まさにカゴ釣り専用の竿といっても良いでしょう。
しなやかな長い竿でカゴを遠投することができ、細めのハリス(3〜5号)を使っても竿のシナリで魚の泳ぐ力を吸収してくれます。
海底付近を狙うマダイにも、表層付近を狙う青物にも有効な竿になります。
また、ウキサビキ釣りやぶっ込みサビキ釣りで少し重たいオモリを使って遠投することも可能です。
5号竿の特徴と使い方
特徴
- 磯竿の中でも最強クラスのパワー。
- 特に大きな魚にも対応できる。
対応する釣り方
- 大物青物狙いの遠投カゴ釣り
- 泳がせ釣り
対象魚
ヒラマサ、カンパチ、ブリ、マダイなど。
メリット・デメリット
- メリット:最強のパワーで大物にも安心。
- デメリット:重くて繊細な釣りには不向き。竿が硬いので魚との引っ張り合いの時に太めのハリスが必要。
コメント
磯竿の5号ともなると、一般的な磯竿でラインナップされている商品の中でも最も固い竿になる場合が多いです。(稀に6号などもありますし、他の竿が磯竿◯号相当というように比べられるケースもあります。)
適合オモリは重たいもので25号といったオモリも扱えるので、投げ竿に近いような使い方をすることもできます。
例えば、エレベーター式の泳がせ釣りにも大遠投して遠くまで攻めることができますし、カゴ釣りの中でも大きくて重たいカゴを比較的簡単に投げることができます。
磯竿4号を使ってみるとわかりますが、磯竿なのでそれなりにシナリがあります。
カゴを担ぐと竿も重みで曲がるので少し投げる時の抵抗も重たかったりします。
それに比べ、5号の竿はより重たい負荷に耐えることができるように4号よりも硬く作られており、カゴを投げる時の振動が少なく感じます。
どちらが好きかは個人差があります。
8. まとめ|磯竿の号数の選び方
- 0号〜1号:小物・繊細な釣り向け
- 2号〜3号:中型魚狙いやサビキ、ライトカゴ釣り向け
- 4号〜5号:大物狙いや遠投釣り
初心者はまず 3号 から始めるのがおすすめです。慣れてきたら釣り場や対象魚に応じて、必要な号数の竿を揃えて行っても面白いと思います。