オキアミの解凍方法を徹底解説!釣法によって変わるオキアミの解凍最適解

エサ釣りにおいてエサの状態は、釣果を大きく左右する重要な要素になります。

特に海釣りで広く使われているオキアミは、解凍方法で粒(オキアミ)の状態や色の変わり方、ドリップの有無などに違いが生まれます。

「とりあえず自然解凍している」「毎回適当に溶かしている」という方も多いかもしれませんが、解凍方法に気を使うとまた一段と釣りの面白さにハマるはずです。

この記事では、釣りブログ運営者の視点から、実践で使えるオキアミの解凍方法を3つに絞って詳しく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

方法①:ネットに入れて海で解凍する方法

最初に紹介する方法は、ネットにオキアミのブロックを入れて、海に投げて海水を使用して解凍するという方法になります。

この方法にはメリットとデメリットがありますが、ある釣り方においては最も良い方法になります。

メリット

メリット

  • 粒が綺麗に残る
  • 変色がしにくくなる
  • 解凍時間が早い
  • オキアミの中に海水が入るので、沈みやすくなる

メリットとしてあげられるのはこんな感じです。海水の温度は釣りをする時期によっても変わりますが、袋のまま置いているよりも、全体的に暖かい海水が触れ合うので、解凍時間はとても早いです。

真夏だと5分、真冬だと10分ほどで半解凍の状態まで変わります。

また、海水を染み込ませて解凍するので、解凍された後にオキアミの中にあるドリップ(解凍液)が海水にしみ出ていき、オキアミの腐敗や変色を防ぐ効果があります。

ブロックのオキアミが解けると一粒一粒ポロポロと剥がれるようになり、ネットの中に漂うので、粒が綺麗に残るという点もメリットになります。

デメリット

次はデメリットの部分ですが、

  • ネットが必要
  • 回収の時に少し苦戦する場所がある
  • オキアミの成分(アミノ酸や匂い)が多いドリップが洗い流される

という部分が挙げられます。

まずは、解凍するためにネットが必要になるということです。

また、そのネットが回収時に堤防の壁や、磯際にひかかるというリスクもあります。

もし、ひかかってネットが破れてしまうと、タモ網の目合いが細かいものなら回収できますが、ほとんどの場合は目合いが大きく、回収できないと思われます。

また、解凍する際にドリップが流れてしまうので、変色を防げて、粒をきれいに残せるというメリットはありますが、匂いの薄いオキアミになってしまいます。

しかし、綺麗な状態で解凍できるので、大きな粒のオキアミを使うことができますし、集魚剤をつけて使うことで、集魚効果を上げることもできます。

ネットについて

ネットは海が近い釣具屋さん(個人店の方が売られていることが多い)で売られていますし、農業用(玉ねぎやじゃがいも用)などを使う方もおられます。

使用するオキアミ板(1.5kgや3kg)が入る大きさのものを選びましょう。

また、ネットにウキをつけておいて、浮かせることが重要です。

沈んでしまうと、岩にひかかるリスクが増えますし、魚に突かれて網が破れる場合もあります。

3kgのオキアミのブロックの場合でも、ほとんど水分なので、3kgの浮力があるものをつける必要はありません。荷物を増やしたくない場合は、大型のウキ(10号〜15号)をつけるか、ネットに繋げるひもにフロートをつけておいて、すぐに使えるようにするという方法もあります。

ネットを使う際に必要なもの

  • ネット
  • ひも(5m〜10m)
  • フロート

以上の3点があればネットを使ってオキアミを解凍することができます。

おすすめの釣り方

  • カゴ釣り
  • オキアミパラパラ撒きのフカセ釣り

番外編

また、バッカンがあれば、バッカンの中に、ネットにオキアミを入れて海水を入れて解凍するという方法もあります。

海に投げ入れるのではなく、バッカンの中に海に投げ入れた場合と同じような状況を作るという方法になります。

メリットは、網が破れる心配がなく、万が一を回避できるという点になります。

デメリットは、バッカンを海水で満たす必要があり、また、変色を防ぐためには海水を3〜5回交換しながらオキアミを溶かす必要があります。

オキアミを溶かすと海水が白く濁るので、この白濁りがなくなるまで海水を変え続けることで、オキアミを海で溶かすケースを変わらない状態にすることができます。

方法②:バッカンの中で砕いて解凍

次の方法はバッカン(エサを入れる入れ物)の中で解凍するという方法になります。

マゼラーやクラッシャーという道具を使って、オキアミブロックを砕きながら解凍するので、オキアミの粒は潰され、小さくなり、集魚剤とよく混ざるので、フカセ釣りをされる方に多い解凍方法になります。

方法

解凍方法は、バッカンにオキアミ板をそのまま入れて、海水を1リットルほど入れて、表面を少し溶かします。

すでに解凍が進んでいる場合は、海水を入れなくても大丈夫です。

少し溶けてきたら、クラッシャー(マゼラー)を使用してオキアミ板を細かくしていきます。

まずは10等分くらいに砕いていきます。

このとき、オキアミの解凍がまだ進んでなくて、硬すぎるとクラッシャーが折れてしまう可能性があるので、半解凍の状態になるまで釣竿の準備をするなどで、少し時間を開けましょう。

一枚のブロックから小さく砕くことで、海水や空気に触れる面積が増え、溶けやすくなります。

あとは、自分が使いたい粒感まで砕き、調節していきます。

砕くだけなので、とても簡単な方法になります。

1つ注意点なのが、半解凍の状態から完全に解凍される状態まで行くと、水分がたくさん出てくるので、集魚剤を混ぜる際には水分量の調節が重要になります。

メリット

  • ドリップもバッカンに残るので集魚効果が高い
  • 解凍させるために準備するものがない(マゼラーは集魚剤を混ぜるときにも使うので、解凍以外にも必要)
  • 半解凍からのスピードが速い

デメリット

  • ブロックを砕くのに力がいる
  • 半解凍の状態で潰すので綺麗な粒が残りにくい
  • 気温が高い時期だと変色や匂いがする可能性がある

メリットデメリットは以上のようなもので、集魚剤と混ぜて使うことを前提にしており、粒を潰して、オキアミの形を残さないということに重点を置いた方法になります。

おすすめの釣り方

  • フカセ釣り
  • ちょいカゴ釣り

オキアミ板のまま時間をかけて解凍する

最後は最もシンプルですが、解凍具合の調節が少し難しい、オキアミ板をそのままの状態で解凍するという方法になります。

釣りに行く前日からオキアミ板を購入する場合には、最適な状態で解凍できるように調節できるので、最も良い方法になります。

しかし、そううまくオキアミを購入できないといった方は上で紹介した方法で解凍作業を行なってみてください。

この自然解凍を行うには注意点があります。

まず、どんな季節でもクーラーボックスの中で自然解凍するということが重要です。

クーラーボックスは保冷機能があり、温度の変化が少ないです。

オキアミ板を自然解凍する上で、最も重要なのが、腐食と変色を防ぐということになります。

どちらも解凍しすぎによる変化で、例えば、暖かい気温の場所で解凍した場合だと、表面はすぐに解凍されますが、中心に近い部分はなかなか解凍されず、表面から腐ってしまうといった状態になります。

失敗しない解凍方法

解凍方法を紹介する前に、まずは、クーラーボックスの保冷力と気温が重要になります。

クーラーボックスの保冷力が弱いものと、夏場に解凍する場合は、500mlのペットボトルを凍らせたものとオキアミ板を一緒にクーラーボックスに入れ、6時間ほどで解凍させることができます。

6時間以上鮮度の良い状態を保ちたいという場合には、氷の量を増やせば、冷蔵され、長持ちさせることができます。

また、釣り場に行ってからオキアミを海水で洗うとより腐敗しにくくなります。

夏場はオキアミを必要な分だけクーラーボックスから出しておき、使わない分はクーラーボックスの中で保冷させておくということも重要です。

保冷機能が強いクーラーボックスを使う場合や、保冷機能が弱いクーラーボックスを冬場に使う場合は氷は必要なく、オキアミをそのまま入れておいても6時間ほどで解凍させることができます。

氷を入れるとクーラーボックスの中の気温が上がりにくくなり、解凍させる時間が8時間、10時間と伸ばすことができます。

前日から解凍させたい場合は、氷とオキアミブロックをクーラーボックスに入れておくとちょうどいい状態で釣りをすることができます。

大事なので、もう一度言いますが、自然解凍の場合は、温度の変化を少なくし、内側をゆっくりと解凍させていくことで、綺麗な状態で解凍させることができます。

暖かい場所ですぐに解凍させようとすると、腐敗してしまう可能性があるので、気をつけましょう。

オキアミの袋の中に、白ピンク色のドリップが出ていると腐敗している可能性が高いので、もしそのような状態になっていたら、すぐに釣りで使わない場合は氷をたくさん入れて、温度を低くし、釣り場についたら海水を洗い流しましょう。

それでも少し腐った匂いがしますが、それは自然解凍の失敗なので、そのまま釣りエサとして使用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まず、オキアミブロックを解凍させるほど大量に使う釣り方も少ないですが、フカセ釣りやカゴ釣りをされる方は重要なポイントです。

オキアミの解凍方法をマスターして、釣果を伸ばしてください。